CBDという名前を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?リラクゼーションや痛み緩和、更なる睡眠の質の向上など、多くの可能性を秘めた自然由来の成分かもしれません。CBDはヘンプ植物から取り出されますが、違法な物質であるTHCとは別物で、心理的な影響は無いため、利用者は気軽に使うことができます。その中でも、特に人気がある摂取法がCBDリキッドです。CBDリキッドとは、CBDが溶け込んだ液体で、VAPEやヴェポライザーと称される専門のデバイスを通じて吸引することで、CBDを身体に効果的に取り入れることができます。
ただし、CBDリキッドはCBDオイルとは異なり、直接口から摂取することは出来ません。さらに、適切な吸引法を実行しないと、CBDの全ての効能を実感できないかもしれません。
この記事では
- CBDオイルとCBDリキッドの違い
- CBDリキッドの最適な吸引方法
についてご案内します。
この記事の概要
CBDオイルとCBDリキッドの違いとは
まず始めに、CBDオイルとCBDリキッドの違いについて触れてみましょう。これら二つの製品は、共にCBD(カンナビジオール)を含んでいますが、使用方法が大きく異なります。CBDオイルは主に経口摂取が推奨され、口から直接摂るか飲み物や料理に混ぜて摂ることが一般的です。一方で、CBDリキッドは電子タバコ(ヴェポライザー)による吸引が主な使用方法となっています。
CBDオイルをタバコに垂らすのはなぜダメなのか
では、CBDオイルをタバコに垂らすのはなぜダメなのでしょうか。その理由は2つあります。1つ目は、CBDオイルを直接燃焼させるとCBDの分子が壊れてしまい、その効果が損なわれることです。2つ目は、CBDオイルを燃焼させると有害物質が生成される可能性があることです。これらの理由から、CBDオイルをタバコに垂らすのは推奨できません。
理由①:CBDは熱に弱く「熱分解」してしまうから
まず、1つ目の理由について詳しく見ていきましょう。CBDはカンナビノイドと呼ばれる成分の一種で、大麻草から抽出されます。CBDにはさまざまな効果・効能があることが研究で報告されていますが、その作用はCBDの分子構造によって決まります。しかし、CBDは熱に弱く、一定の温度以上に加熱すると分子構造が変化してしまいます。この現象を熱分解と呼びます。
熱分解によってCBDの分子構造が変化すると、その効果も変わってしまいます。例えば、CBDは通常、精神活性作用を持たないカンナビノイドですが、熱分解によってTHCという精神活性作用を持つカンナビノイドに変化する可能性があります。THCは日本では違法な成分であり、摂取するとハイになったり幻覚や妄想を引き起こしたりする危険性があります。また、CBDが他のカンナビノイドやテルペンなどと結合して新たな化合物を生成することもあります。これらの化合物の効果や安全性は未知数であり、予期せぬ副作用を引き起こす可能性もあります。
では、CBDオイルをタバコに垂らして燃焼させるとどうなるのでしょうか。タバコの燃焼温度は約800℃です。これはCBDが気化する温度(160〜180℃)や燃焼する温度(220℃)よりもはるかに高い温度です。したがって、タバコに垂らしたCBDオイルはほとんど瞬時に熱分解されてしまい、CBD成分が失われるだけでなく、有害物質が発生する可能性もあります。
理由②:有害物質を吸ってしまうリスク
次に、2つ目の理由について詳しく見ていきましょう。CBDオイルを燃焼させると有害物質が生成される可能性があるということです。これはCBDオイルだけでなく、タバコ自体やキャリアオイル(CBDオイルのベースとなる油)も同様です。
タバコを吸うことで発生する有害物質は数多くありますが、その中でも特に危険なものは一酸化炭素、タール、ニコチンです²。一酸化炭素は血液中の酸素を減らし、心臓や血管に負担をかけます。タールは肺や気道に付着し、肺がんや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患の原因となります。ニコチンは神経伝達物質の分泌を変化させ、依存性や心拍数の上昇、血圧の上昇などを引き起こします。
CBDオイルに含まれるキャリアオイルも燃焼させると有害物質が発生する可能性があります。キャリアオイルにはヘンプシードオイルやMCTオイルなどがよく使われますが、これらの油は高温で加熱すると酸化してしまいます。油が酸化すると、過酸化脂質やアクロレインなどの有害物質が生成されます³。過酸化脂質は細胞膜やDNAを傷つけ、老化や炎症、動脈硬化などの病気の原因となります。アクロレインは粘膜に刺激を与え、咳や目のかゆみ、喘息などの症状を引き起こします。
以上のように、CBDオイルをタバコに垂らすのはCBDの効果を得るどころか、逆に健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。CBDオイルは口から摂取するものであり、タバコに垂らして吸うものではありません。CBDオイルをタバコに垂らす方法は非効率的であり、健康にも良くないということを覚えておきましょう。
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正しい吸い方と使い方
ここで、CBDリキッドの正しい吸い方について解説します。まずCBDリキッドはヴェポライザーを使って蒸気を吸引します。その際、リキッドを均一に混ぜるために容器をよく振ること、そして蒸気をゆっくりと深く吸い込むことが大切です。また、蒸気を肺に10秒程度留めてからゆっくりと吐き出すと、CBDの吸収率が上がります。
CBDを吸うために必要なデバイスとおすすめブランド
最後に、CBDリキッドを吸うために必要なデバイスとおすすめブランドについてご紹介します。CBDリキッドを吸うためには、専用のデバイスであるヴェポライザーが必要となります。市場には様々なヴェポライザーがありますが、それぞれ特性や機能が異なるため、自分の好みや予算に合ったものを選ぶことが大切です。それぞれの製品の特徴や価格は、商品詳細ページでご確認いただけます。
プラスウィード スターターキット
- 価格:5,000円(公式サイト限定で本体が無料)
- 特徴:国産ブランドで高品質・高濃度・高純度99%のCBDリキッドが付属。操作が簡単でメンテナンスも少ない。CBDリキッドの濃度は3%・5%・10%から選べる。フレーバーはハーブフレーバーとシャンパンピーチがある。
- レビュー記事:プラスウィードで決まる!CBDリキッドの効果や体感を徹底解説
ネイチャーカン CBDリキッド
- 価格:4,320円(500mg)
- 特徴:ブロードスペクトラムCBDを配合したリキッドで、CBD以外のカンナビノイドやテルペンも含まれる。フレーバーはストロベリー、シトラスフルーツ、メンソール、ブドウ、ラズベリーなど10種類がある。VAPEやヴェポライザーに対応している。
- レビュー記事:ネイチャーカンはブリブリにキマる効果がある?(経口用オイル)
Kush JP CBDリキッド
- 価格:5,980円(500mg)
- 特徴:フルスペクトラムCBDを配合したリキッドで、CBDだけでなくTHCも微量に含まれる。フレーバーはオレンジクッシュとパイナップルエクスプレスがある。VAPEやヴェポライザーに対応している。
- レビュー記事:Kush JPの評判が良かったのでレビューしてみた・クーポン10%OFF
この記事が皆さんのCBDリキッドの正しい使い方への一助となれば幸いです。CBD製品を安全に楽しむためにも、適切な使い方を心がけましょう。それでは、次回の記事でお会いしましょう。良い一日を!