CBD リキッドを使う上で気になるのが副作用ですが、2019年になって嫌なニュースを目にすることが増えてきました。
Vape用リキッドを使って死亡!?
https://www.businessinsider.com/category/vaping?utm_source=intl&utm_medium=ingest
これはちょっと無視できませんね。
Vape(ベイプ)が原因で健康を害してしまう可能性があることが最近アメリカを中心に明らかになってきているようですが、実際のところどうなのでしょうか。
日本国内で手に入るCBDリキッドは大丈夫なのか、詳しく調べてみたので、ご紹介していきます。
この記事の概要
CBD リキッドを使って死亡?正規に輸入された製品であればまったく問題ない
アメリカではVapeに関係するルールの一部が厳しくなったり、販売停止になっているそうです。
2019年の数ヶ月で死亡する例が相次いでしまったからです。
でも、CBDリキッドを吸引して死亡した例は見つかっていないようです。
日本では禁止されている成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」を使っていたことが濃厚、ということでした。
「濃厚」というのは、詳しい原因はわかっていない、ということです。
死亡した原因がリキッドなのか、デバイスのコイルの金属なのか、まだまだ未知数、という見解です。
Vapeが一般的に使われるようになって、まだ20年くらいしか経ってしないこともあるので、「Vapeが体に悪影響を与える」と断定することはできません。
追記:
THCではなく、添加物の「ビタミンEアセテート」が原因だと判明しました。
THC リキッドで死亡した原因は“ある成分“が混入していたから
Vape(ベイプ)用のリキッドにはプロピレングリコールやベジタブルグリセリンが含まれていますが、健康への悪影響を心配する人が少なくないかと思います。
アメリカでのVapeによる死亡事故によって、より心配になってしまった方もいるかもしれませんね。
管理人がこの事故を調べてみると「余計な心配はしなくていい」という結論に達しました。
今回の死亡事件はプロピレングリコールやベジタブルグリセリンが原因ではありません。
CDC(米疫病対策センター)が、死亡事故の原因はCBDでもTHC(違法成分)でもなく、添加物の「ビタミンEアセテート」だと発表しました。
つまり日本国内で販売されているVape用リキッドで死亡する可能性はない、ということになります。
ただ、違法に取引されているTHCリキッドについては、職質で逮捕されるだけなく、アメリカのニュースのように死亡するケースも考えられるので、絶対に手を出さないようにしましょう。
さてここでアメリカの死亡事件についておさらいしていきましょう。
当時、CDC(米疾病対策センター)や、FDA(アメリカ食品医薬品局)がVapeそのものを禁止するまでに発展していました。
2020年はじめまでに60人の死亡が報道されていましたが、アメリカ全土で20歳以下の人たちの多くが健康被害にあっていました。
ブルームバーグ新聞社を創業したことで知られるマイケル・ブルームバーグが、Vapeをアメリカ全土から排除すると発表し、トランプ前大統領と会議したことで知られています。(ちなみにマイケル・ブルームバーグは元ニューヨーク市長)
死亡事故で使われていたのは、非合法に売買されていたTHCリキッドで、ビタミンEアセテートが混入していたことが明らかになっています。
ビタミンEアセテートは蒸気で肺から吸収することで、どれほど健康に被害があるのか科学的にわかっていませんでした。
ラットによる実験では、遺伝子への悪影響が現れたこともありましたが、基本的に無害とされていました。
ビタミンEアセテートが死亡原因であると判明するまでに時間がかかってしまいましたが、原因は2つあるとされています。
まず1つは使っていたのが20歳以下であったため、THCリキッドの使用を隠していた人が多かったこと。
次にVapeを使う人は、多くのリキッド(CBD、THCを含まない)を一緒に使っていたため、どの製品が原因なのか分からなかったことです。
死亡例が出た事件より原因が特定されたニュースをしっかり報道しなかったことも大きな問題です。
CBDリキッドが危険であるというイメージだけ残ってしまいました。
CBD、THCは関係なく、ビタミンEアセテートが直接の死亡原因です。
ビタミンEアセテートがCBDリキッドに入っている可能性はある?
さて、以上まではアメリカでの死亡例についてでしたが、日本のCBDリキッドにビタミンEアセテートが混入している可能性はあるのでしょうか。
今のところ、報告はされていませんが、やはりアングラで違法に取引されているCBDがないとは言いきれません。
つまり、正規店ではない、名前の聞いたことのないような製品だと健康被害にあってしまう可能性があります。
わたし自身はアングラで取引されているリキッドは見たことはありませんが、個人輸入で安いCBDリキッドを通販する際は十分気をつけたいところ。
ちょっと話はそれますが、2020年になってCBDが税関で止められてしまうケースが頻繁に起こっているそうです。
一部の粗悪な商品を扱うメーカーのせいで、税関のチェックが厳しくなり、これまでまっとうにやってきたメーカーが被害にあっているそう。
個人でCBDを輸入する際は、成分分析表を自分で用意しなければダメ、用意していても税関でパスできないリスク、以上を考えると輸入するメリットよりデメリットの方が大きいような気もします。
粗悪品を吸引することのリスク・ヘンプの特性を知っておこう
粗悪品はビタミンEアセテートや違法成分(THC)が混入しているリスクがありますが、他にも理由があります。
ケミカルな成分を吸入してしまうリスクがあります。
CBDの原料となるヘンプは、成長する過程で地中の養分はもちろん、農薬や重金属も吸収するほどの力があります。
ヘンプは手間がかからない作物とはいっても、産業用に大きくするためには最低限、肥料や農薬は必要になるんだそうです。
(とあるヘンプ農家さんが教えてくれました)
例えば、価格を抑えるために必要以上に肥料を与えてしまうと、硝酸態窒素が過剰に蓄積されてしまいます。
アメリカで1950年頃から赤ちゃんの突然死が多発しましたが(ブルーベービー症候群)、その原因は硝酸態窒素です。
硝酸態窒素が混入したCBDリキッドなんて吸いたくありませんよね。
今のところ、粗悪な製品を吸引して健康被害にあった例は日本ではありませんが、ヘンプは他の作物と違い、不純物を蓄積しやすいことを忘れないようにしましょうね。
「聞いたことないメーカーだけど安いからオッケー」なんて軽く考えていると、ビタミンEアセテートの他にもいろんなリスクに悩まされてしまいますよ。
信頼のできるショップで買うのが鉄則!
日本でも人気の兆しを見せはじめているCBD製品ですが、安いから、という理由だけで、よくわからないサイトで通販するのは控えるようにして欲しいと願っています。
違法とされている成分THCや、体に悪い成分が混入している可能性は、完全には否定できないからです。
中には成分分析を明らかにしていないメーカーから輸入している製品もあるようです。
CBD製品の中でも、気化させて吸うタイプのリキッドは、飲むタイプより吸収率が高く、吸いすぎてしまった場合に、予期しない反応が出てしまう恐れがあります。
私がいつも利用させてもらっている「プラスウィード」や「Vapemania(ベイプマニア)」であれば、余計な心配はせずに済む話なのですが….
成分分析が明らかになっている、厚生労働省の厳正な審査をパスした製品だけを取り扱っているからです。
また、健康意識の高い人に人気のCBDワックスや、使い捨てタイプのCBDカートリッジなど、目的にあった製品を選ぶことができます。
まとめ
この記事では、アメリカで問題となっているVape用リキッドの死亡例についてご紹介してきました。
まとめると、
- 違法なリキッドに配合されていた「ビタミンEアセテート」が原因
- よくわからないお店で買うのは控えたほうがイイ
こんな感じでした。
2019年になって一気に取り扱い店舗が増えた感のあるCBD。特にネットで買う際は気をつけていただきたいと思います。
(プラスウィード公式サイトへ)