THCリキッドが本当にキケンなものなら、なぜカナダとかでは合法なのでしょう。
日本でもアルコールは合法ですが、すっかりお酒に飲まれてしまって過ちを繰り返してる方もいますよね。
THCだってきちんと使えば、日本人が想像してるほどに怖い存在ではないのです。
狭い島国で暮らしてるからでしょうか。
日本人は慎重すぎるほどに慎重です。
個人輸入を利用していると、海外だと合法で日常で当たり前に使われてるのに日本では認可されてない成分がたくさんあることに気づかされます。
THCリキッドも誤った使い方で恐ろしい結果が生み出されるから違法となってるんだと思われてるかもしれませんが、他の成分とはまた意味が違います。
決してキケンではないとは言いませんが、純粋なTHCリキッドを入手している限りは死亡するようなことはありません。
THCリキッドで死亡?39人の死亡者の肺組織からわかったこと
「THCリキッドは使用するだけではなく所持も譲渡も違法」、というのは取締法という法律が元となっています。
取締法が制定されたのは第二次世界大戦後、昭和の始めまでは日本でもヘンプが育てられ身近な植物としてあったのです。
七味唐辛子に麻の実を入れるなど、食用にもされました。
麻素材の服やバッグは今でも夏の定番アイテムですね。
農業に工業に、生活用品や医療品・更には神事にまで広く使われてきたのです。
もしもそんなヘンプを日本国内で育てられなくなったら、何かと制限が加えられたら大きな痛手ですよね。日本の勢力をうばってやろうというアメリカ側の意向で取締法はできたのであり、THCリキッドは摂取することで死亡に繋がるほどのキケンな成分ではなかったのです。
ですが実際に、アメリカでTHCリキッドによる死亡事故が起きています。
どういうことなのでしょう。
彼らの肺組織を調べてみると、THCの成分は当然出てきました。
同時に、「ビタミンEアセテート」という成分が共通して検出されたのです。
「ビタミンEアセテートこそが彼らの命を奪った原因物質である」と断定はされていません。
でもリキッド摂取で体調を崩した2051人と死亡者39人の肺組織サンプルに必ずといってよいほど出てきてるのですから、確実に犯人だと思いませんか。
ビタミンEという名前に騙されてはいけません。
ビタミンEアセテート入りのTHCリキッドは決して使用しないよう、注意しましょう。死亡したくはないでしょう。
THCリキッドを製造するうえで、THCは当然必要ですよね。
液体状にするためにVGやPGも、でもビタミンEアセテートは不要です。
品質の確かな製品には入っていません。
たっぷりTHCが入っているよう見せかけるために、とろみ付けで使用されていたのです。彼らが使用したTHCリキッドは、偽造の粗悪品という共通点もありました。
日本だとTHCは違法ですが、CBDリキッドの粗悪品にだって含まれていることがあるのでお気をつけください。薬と同じように個人輸入でCBDリキッドを手に入れようなんて考えてはダメですよ。
粘度の高いビタミンEアセテート、化粧品だと保湿効果が上がります。
サプリメントでもお馴染みの成分、THCリキッドに入っていたからこそ死亡に繋がったのです。
電子タバコで加熱し気化されたTHCリキッドは、吸引することでまず肺に入ります。とろみが肺にまとわりついて息が出来なくなってしまって、前途ある若者らが不当に命を奪われました。
ベイプの死亡事故は日本でも起こる?
濃度の高いよい製品に見せかけようとした悪徳業者の勝手な考えが原因でした。
今のところ、THCリキッドによる死亡事故で深刻なものはアメリカの事件くらいしかありません。ただ、日本だと違法ですから品質のよいTHCリキッドを手にいれることが難しいですよね。
悪徳業者のいう値段で何が入っているかわからない製品を使用して、どんな恐ろしい作用がもたらされるでしょうか。
合法の国できちんと購入して正しく使用するのであれば、実は日本人が考えているほどにキケンではないTHCリキッド。
日本で試したいと思った時に死亡事故がいつ起きるかわからない大変キケンなものとなるかもしれないこと、知っておいてください。
ちなみに肺から吸いこむからこそ負の作用をもたらすのであって、ビタミンEアセテート自体が違法の成分ではありません。
使われている場面はさまざま、身近で安価な成分だったからこそ悪徳業者も目を付けたわけです。
もちろん、ビタミンEを遠ざけなければといった誤った知識を付けてしまって健康な生活を手に入れる機会を失わないよう注意してくださいね。
悪質な業者の中には、ラベルと中身がちがう製品を製造販売していたりもするのです。ビタミンEアセテートなんて入ってない純粋なTHCリキッド・CBDリキッドと信じて使用し、原因もわからないままに死亡してしまった方もいたかもしれません。くれぐれも品質に注意すること、そして日本の方はTHCリキッドに絶対に手を出さないことです。
品質の悪いものほど安いですが、たった一つしかない命を落とすのであれば安くてもよいはずがないですよね。
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