THCリキッドは電子タバコである程度の温度まで温めて気化し、それを吸引することで摂取することとなります。
CBDリキッドやVAPEリキッドも仕組みは同じです。
ただ、VAPEリキッドであればガンガン温めてどんどん煙を出してやる爆煙が好まれますが、CBDリキッドやTHCリキッドの場合はCBD・THCの成分を体内に吸収することが目的なのです。
煙が多すぎるとすべてを吸い込むことは不可能、無駄に空気中にのがしてしまうだけです。
効率よく摂取するためにもちょうど良い温度に管理する必要があるのです。
必ず温度管理機能付きの製品をえらびましょう。
THCリキッドの温度は?正しく使うため知っておきたいこと
THCは200度くらいで気化すると言われています。
CBDは160度から180度、それよりちょっと高めです。
ヘンプに含まれるカンナビノイド、それぞれに沸点が異なるのです。
THCやCBD単一なのかその他のカンナビノイド・テルペンなども含んだフルスペクトラム製品かでもちょうどよい温度が違ってくるので、注意しましょう。
とりあえず温めてやれば良いわけではなく、THCリキッドを使用する時にその温度も重要なのです。
200度で気化するのですから、それ以下なら蒸気摂取できていません。
ただ温度を加えて水蒸気を摂取しているだけ、無駄でしかありません。
それなら思いっきり温めてやればよいのかというと、それも違います。
燃焼点を超えればTHCの活性成分が失われることに、やはりTHCの成分を無駄なく吸収できなくなるのです。
低すぎず高すぎず、そんな状態を保たなければなりません。
電子タバコにおける温度管理、温度計を用いての計測はおこなわれておらずコイルの抵抗値で測るのです。
加熱することで温度変化が訪れる、そうすれば抵抗値も変わるといったコイルで用いられている金属の特性を利用しています。
コイルの抵抗値の変動具合から疑似的に温度を計測しているにすぎません。
設定した上限よりも温度が上がらないように、THCリキッドの燃焼点が超えないようにと管理してくれ、もし上がりそうならリミッターが働きコイルに電力が流れないように制御、こういった作業を電子的に行うことからも「電子タバコ」という名前になっています。
温度管理機能が付いた電子タバコを選べば、THCリキッドの無駄を減らせるだけではありません。
連続して使ったとしても自動的に温度が制御されるので、コイルやウィックが焦げ付くことがないのです。
コットンの交換頻度も下がり、節約にもなります。
VAPEリキッドだって焦げた味がせずおいしく味わえる、爆煙ばかりが良いとはいえないのです。
機種によって異なるものの、基本的にはモード切替メニューでモードをえらびコイルの素材を選択することとなります。
おすすめはニッケル・チタン・ステンレスなどのワイヤー、コイルの素材によっては抵抗値の変動の幅が小さくなりすぎてうまく調整できないこともあるので、対応する素材を選ぶ必要はあります。
ニッケルはNi・チタンはTi・ステンレスはSSと省略されての表記で初めはわかりにくいかもしれませんが、すぐに慣れます。
あとはTHCリキッドに最適な温度を設定するだけ、機器の種類によっては抵抗値・ワット数の設定もおこなえるものもあります。
ワット数というのは設定温度まで到達する速さの影響し、すばやくちょうどよい煙量がたのしめるのです。
その後は自動制御状態に、どれだけ出力を上げようとも同じ状態がたもたれます。
温度管理機能が付いた電子タバコだとコイルの抵抗値が非常に低い状態となっています。
その分、ワット数・電力は強くなるのでバッテリーへの負荷は高まります。
THCリキッドを無駄なく摂取しようと温度管理機能を付けていればいいのですが、切ったまま使用してしまうと故障や事故が起こりやすくなるのです。
電力が高まるほどにホルムアルデヒドなど有害物質が形成されてしまうといった報告もあり、楽しむための電子タバコで最悪の事態とならないよう注意しなければなりません。
特にVAPEリキッドの経験者だと、煙がしっかり出ていた方がいいと勘違いしてどんどん温度をあげてしまいがちです。
THCリキッドを正しく使うためには知識を身につけておくことが重要なのです。
水は100度を超えると沸騰し水蒸気が上がり始めます。
なのでなんとなく見た目としてはさまになっているように見えて、無駄にしている方は多いのです。
せっかくTHCを摂取しているはずなのに思ったほどの変化が訪れないというのであれば、どこか間違って使用している可能性も高いです。
THCリキッドのように気化吸引するタイプのものは、肺に直接はいっていくので温度さえ気を付けていればすぐにもガツンと効果がえられるはずです。
むしろ、経口摂取の方が消化器官を通って腸まで到達するのでその成分を無駄なくえられるとは言えず、効果が出てくるまでの時間もおそくなります。
THCリキッドの濃度と共に最適温度も自身でさぐりながら身につけていくことです。
せっかくのリキッド、ちょっとしたこころがけで全然違ってくるはずです。