THCリキッド、アメリカでは合法ですが日本では違法です。
THC単体のリキッドだけでなく、CBDリキッドの中に少量含まれたフルスペクトラム製品ですら許されない、徹底した排除っぷりなのです。
CBDですらヘンプを由来とするのだから危険かもしれない、日本人なら誰もが強い不安感を抱いているはずです。
学校でも危険性を教える授業が組みこまれていて、でもそんな精神を叩きこんだのはアメリカ人です。
縄文時代からヘンプは日本人にとって身近な存在でした。
今も七味唐辛子には麻の実が入っているし夏場には麻素材の衣類が、断熱材・紙と用途は幅広いです。
身近に自然に生えている植物だからこそ、いろいろな場面で利用したのです。
それなのに現代日本でTHCリキッドを使用できないのは取締法があるからです。
THCリキッドはアメリカではオッケー!日本も研究の幅を広げる?
その法律は、1948年にアメリカ人のマッカーサーが指令を出したことで作られたのでした。
ただ当時の日本人は今のTHCリキッドのように吸うといった利用法はしておらず、日本にやってきていたアメリカ人兵士が使用するのを止めることが目的だったと言われています。
1951年、サンフランシスコ平和条約にて占領中に作られた法律すべての見直しが行われています。
でも規制をこのまま続けようとも解いたとしてもそれほど実害はないだろうとみなされて、結局この法律はそのままになったのです。
そこからすでに70年、育てることも禁止ですからヘンプがどういうものか研究さえできず、だから良いものか悪いものかデータがない、なので法律を変えることができないと負のループで回っているわけです。
一方でアメリカはというとTHCリキッドを普通に使っている、皮肉なものです。
THCリキッドを所持・使用で捕まった悪人たちは、一様に裁判において「法律が悪い」と言うそうです。
それも納得できないでもないですが、違法行為をおこなった犯人から言われても言い訳しているようにしか見えません。
結局は反省の色が見られないと裁判官に刑を上乗せされて、こういった状況です。
今、ようやく同じくヘンプを由来とするCBDが注目されはじめました。
もうすぐCBD成分が入った飲み物もコンビニに出回るよう、そうなると一気に知名度は加速し老若男女問わず購入することとなります。
ヘンプだから危険という日本人の心、アメリカによってゆがめられたイメージが変わってくることでTHCリキッドも将来的には合法となってもおかしくはないでしょう。
何しろCBDは医療の世界でも注目をあつめていますし、ストレス社会の今を変える大きな力となるはずです。
国もCBDからヘンプ・そしてTHCと研究の幅を広げていくことまちがいなしなのです。
ただし、これは将来のはなしであって現実世界を見つめ直せば日本は違法といった状況は変わりません。
日本に生まれて日本で生きていく以上は、日本の法律を守るしかないのです。
逃げ道もないわけではなし、THCリキッドに対して強い興味をいだき試してみたくなったならば合法の国に行けばよいだけです。
アメリカも州ごとに異なるものの吸っても問題のない地域は多数あり、カナダなどは国全体が合法となりました。
そういった国でいる時にはそこの法を守るべし、街中にもTHCのお店があるので普通に日用品を買う感覚で手に入ります。
ただ、そこで購入したものを日本に持ち込むことはできません。
税関で止められてしまいます。
あくまで海外に行った時の楽しみにとどめることです。
不満はあるでしょうが、法を破ってから抗議してもその声は弱く世間に届くことはありません。
今までずっと残ってきた法律を変えるのは大変です。
THCリキッドを使えないその大元の法律である取締法、アメリカを主体にGHQが無理やり押し付けてきたのは、その他にも理由がありました。
日本の文化やアイデンティティを徹底的に調べ上げた結果、小さな国ながら確実な大和スピリットというのがあり、このままだと完全におさめるのは難しいとマッカーサーは驚異を感じたようです。
日本では武道や神道と自然とが繋がる道がありました。
ヘンプだって単に日常生活に役立てるだけでなく、神道儀式にもちいるという意味もあります。
規制することでその道を断つ、それが大和のスピリットの弱体化につながるものと考えられたのです。
敗戦国ですから勝った国の言うことには従わなければなりません。
ただヘンプに関しては規制される前のデータがなく、だからこそ特に反対することもなく日本人はこの法律を簡単に受けいれました。
でもこのような背景が分かれば、今もなおTHCリキッドもCBDも危険だと声高に言い続けている姿は滑稽でしかありません。
THCリキッドは日本人にとって危険というよりアメリカの思惑で排除されたもの、使用して逮捕されるのではなくまた違った形で戦わなければならないのです。
芸能人が逮捕される姿ばかりが目立ちますが、正しく使えばCBDと同じくリラックス効果が得られます。
美味しくご飯が食べられて毎日が楽しく過ごせて、うつやストレス・その他いろいろな病気の予防にも役立つかもしれません。
害だけでなくどのような利点があるのか、研究していかねばならないのです。