化粧品などでも、自然由来の成分が使われている製品ほどアレルギーが起こりにくいと重宝されています。
THCの原材料はヘンプという植物、安心して誰でも使うことができるのでしょうか。
同じくヘンプの成分であるCBDは毒性が低くて副作用が少ない・さまざまな効果効能があると言われて、医療の現場でも注目を集めています。
でも残念ながらCBDにTHC、アレルギーで使うことが出来ない方がいないわけではないのです。
春になれば花粉症で悩んでいる方が数多くいます。
スギ花粉だけでなく様々な植物で年中何らかの症状に苦しめられる方も、自然の原料だからといって安心というわけでもありません。
THCのアレルギー・まれにアナフィラキシー症状があることも
THCによるアレルギーのメカニズムも他のアレルギーと同じです。
アレルギーの原因となる物質・アレルゲンが体内に入ってマスト細胞が反応しアレルギー誘発性物質をだすことで鼻水・鼻づまり・くしゃみといった症状が引きおこされます。
ヘンプの花粉や葉といった植物由来のアレルゲンもあればCBD・THCといった物質に反応してしまうことも、花粉限定ならそこから抽出されていないカンナビノイドであれば問題なく使用できるのです。
空気中に漂っている花粉に反応して誘発されるのなら、日本は栽培さえ禁止されているので問題ありませんが海外のヘンプ農場など行くことができなくなります。
THCをアレルゲンとするアレルギー症状、花粉症などでもお馴染みのものです。
たとえば目のかゆみがあったり鼻水・くしゃみが出てきたり、涙目になる・のどの痛み・皮膚のかゆみと実にさまざまなのです。
アレルゲンを摂取直後に出ることもあり、たいていは1時間以内には起こります。
もしもTHCリキッドを摂取して花粉症みたいな症状が出てきたら、すぐにも摂取を中止することです。
THCリキッドを使うと幸福感が得られ、食欲が出てきたりリラクゼーション効果があったりとさまざまなメリットがあるでしょう。
でもだからといって無理にもつづけていると症状は悪化していく一方です。
まれにですがアナフィラキシー症状が引きおこされることもあります。
そうすると、めまい・呼吸困難・ぜんそく・下痢・血圧低下とより危険な状態となってしまうのです。
幸せが手にはいるどころか恐ろしいことに、すぐにも救急車をよび適切な治療をしてもらわなければなりません。
鼻水やくしゃみくらいと軽くみないことです。
THCのアレルギーは、THC禁止国である日本で暮らしている限りは関係のないものです。
でもアメリカやカナダなどの合法の国にて興味本位で試してみるなんて機会がおとずれないとも限りません。
ヘンプそのものが危険なのであればCBDリキッドだって使えませんし、七味唐辛子の麻の実に衣類と、日本人の身近にも実は存在しています。
もしもアレルギーだったら、不安ならば事前の検査をおこなうこともできるのです。
ヘンプの抽出液を希釈したものを皮膚に一滴のせてそこを針でつついてという皮膚テスト・プリックテストです。
そのまま放置しておくこと20分、患部に腫れがあらわれたなら、THCにアレルギー反応があるというわけです。
プリックテストで微妙な結果だった場合、抽出希釈液を注射する血液検査もあります。
海外でアナフィラキシー症状にでもなったら大変なことに、行く前に受けておいてもよいのかもしれません。
最近話題となっているCBD、自分も試してみたいと思われている方も多いでしょう。
せっかく海外に行ったのだから思い出にとTHCリキッドを摂取して、もしもアレルギー反応が出てきたとしても軽度であれば、すぐに摂取をストップすれば時間の経過とともに症状は落ち着いてくることでしょう。
激しく症状が出てきた場合は、抗ヒスタミン薬が処方されるはずです。
これはTHCを含む誘発物質・アレルギー症状を引き起こすそれを抑えてくれる薬です。
もしもアナフィラキシーショックが起きていたならエピネフリンの注射が、呼吸用チューブで酸素が補給されてといった処置となるのです。
すぐに適切な治療をおこなえば、治らない病気ではありません。
THCアレルギーを引き起こさないためには、とにかくヘンプを体内に取り込まないことです。
もしも医療用のTHCを使用していて症状が出たなら、それとは別の治療法はないか医師と相談し代替治療を見つけだすしかないのです。
花粉症対策と同じくマスクや手袋・ゴーグルなども有効です。
ヘンプと触れる機会が日本であるはずがないと思っていても、意外と身近な食品や製品に含まれているものです。
原材料表示を確認することも大事です。
THCの原材料のヘンプはアサ科の植物、日本でもアレルギーに苦しむ人がいるのはカラハナソウなど同じくアサ科のものが野生しているからです。
花粉の粒の浮力が高いことから遠く離れた場所にも広がります、影響力は高いのです。
典型的には雄の植物からのみ生産されるはずの花粉、ですがアサ科の植物の場合はメスの植物からも生産されます。
THCはともかく、CBDは世間に広まってきており多くの方が摂取するようになりました。
負の症状が出てきた場合に、もしかしたらアレルギーかもと疑ってみてもよいのかもしれません。