アメリカやヨーロッパから広まったCBD製品、近年では麻薬に対する取り締まりの厳しい日本でも若者を中心に使用されるようになってきました。
ドンキホーテなどに行けば、実店舗でも手軽に手に入ります。
それでは同じアジアの国であるタイでは、ヘンプとは、そしてCBDとはどういった位置づけなのでしょう。
微笑みの国・タイに観光旅行で行くという方も多いはず、日ごろからCBD製品を使用しているというなら旅行中にもぜひとも持っていきたいものです。
タイへ持ち込みできる?医療用ヘンプは解禁され始めているけど電子タバコは注意!
タイにはヘンプはインドから持ち込まれました。
アユタヤ王朝時代、14から18世紀頃にはハーブと同じような位置づけで使用されていたそう、その歴史は長いのです。
でもハーブだったら緩やかに効果をもたらしてくれるだけ、一方で麻薬は自身でコントロール不可能なほどの激しい精神作用があり大変危険な存在です。
世界でその恐ろしさが問題視され始める中で、同じく生産も販売も厳しい制限を受けるようになったのです。
1930年代の事、最近まではその姿勢は変わることはありませんでした。
大きな変革が起こったのは2018年に法律が大幅に緩和され医療や研究を目的とするのであれば使用が合法化、薬用のヘンプを処方されている人もたとえ外国の方であっても所持することが許されたのです。
CBD製品、身近になったからこそ未病状態の方も日本ではたくさん使用しています。
ゆっくり眠れるから、リラックスできるからと常用している方の場合はあくまで嗜好品といった扱いです。
持ち込みは出来ないものと諦めた方が良いでしょう。
そもそもタイでは電子タバコは禁止、処罰の対象となるのです。
決して遠いとは言えない国ですから、飛行機に乗る時間だって短いですし観光で滞在するのも数日程度のはずです。
それくらいは我慢した方が無難かも、余計な面倒ごとはしょい込まない方が良いのです。
だって依存症や中毒症状を起こすような存在では無し、使用せずとも禁断症状が起こることはありません。
電子タバコは許されませんが、CBD自体への認識は寛容化され規制当局でも純粋なCBD・THCが含まれているものでもその量が0.2パーセント未満であれば麻薬分類から外されています。
元々、CBD自体規制対象には当てはまらず、更に法律の変化でより寛容になっていくことでしょう。
もちろん、THCがたっぷり入った製品の使用は変わらず禁止です。
使用したり販売するだけでなく所持しているだけでも最大で10年の実刑があり、日本と同じく厳しく罰せられるのです。
ヘンプに対する法律の変化に伴って、2020年には医療ヘンプを使用した治療を行うクリニックもオープンしています。
これは東南アジアでは初の試み、日本以上に進んでいるのです。
クリニックだけのオリジナルゆるキャラまで作られて、政府も強く医療用ヘンプをプッシュしています。
そのおかげか、オープン初日から患者が殺到しているそうです。
欧米諸国ではすでに当たり前、でもアジアはヘンプに対する考え方がまだまだ厳しいようです。
でもこのことがきっかけで、日本でも近い将来医療の現場で重要な地位を持つようになるかもしれません。
どうやら日本以上にタイの方がCBDに対する認知度は高いよう、それは街を歩くだけでも分かります。
東京など都心ならまだしも、日本だとCBDが置かれているのはドンキホーテの一角や空港と限られた場所でしかないのです。
わざわざ空港の税関検査を通ってタイに持ち込みしなくとも現地調達の方が良いみたいです。
日本以上に品ぞろえ豊富で、となると今度はそれを買って持って帰りたいという要求が高まるかもしれません。
タイへの持ち込みはできないが、タイからの持ち込みは出来るのか。
法に触れない範囲の製品であればそれは可能です。
具体的には、THCがフリーであること・まったく含まれていない製品ということです。
0.2パーセント未満ならば合法とされるタイ、でも日本ではわずかでも検出されれば違法となるのです。
見た目だけでは分からない、気が付かないままにそういった製品を購入してしまっていた場合に逮捕されてしまうかもしれません。
やはり面倒なことになりそう、日本には税関という厳しい審査機関があります。
海外にもそれぞれの国で違ったヘンプに対する法律が定められているのです。
国を越えての移動を素人が行うのは避けた方が良いかもしれません、実店舗は少ないとは言ってもインターネット購入という方法があります。
その方が、安く品質の良い製品を安心して買うことが出来るのです。
2001年、アメリカで同時多発テロがありました。
それ以降、更に空港での持ち込み検査は厳しくなっており液体だって液体型爆弾の可能性があるかもとその対象となりました。
タイと日本を行き来するのにTHCが入っていないCBDオイルであってもボトル何ミリリットルまで持ち込みできるかなど細かなルールが決められているのです。
リラックス効果を得るためのCBD、税関を通るたびに胃を痛めているのであれば本末転倒です。
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