CBD リキッドの危険性について・持病がなければ用量を守っている限り安全
CBD リキッドは、世界中で使用者が増え続け市場も急拡大しています。
日本でも徐々に使用者は増え市場も広がりつつありますが、一般にはまだまだ浸透していません。
それどこから依存症や毒性などの危険性があるとイメージする人も多く、間違った知識が広がっている状況です。
CBDは、植物から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる成分です。
現在100種類以上が確認されていますが、研究が進んでいるのはCBDを含めても数種類のみとまだまだこれからとなっています。
カンナビノイドには向精神作用、いわゆる気分をハイにさせるTHCと呼ばれる成分もあり、これが依存症などの危険性を指摘される理由になっています。
しかしTHCが含まれる製品というのは、日本では違法です。
法律に違反する成分ですから、国産のCBD リキッドには一切含まれていません。
国産の製品は国内で認められている成分のみを配合し製造されているので、依存性はありません。
逆に気分を高めてハイにさせるのではなく、落ち着かせる効果があると言われています。
一部には使用することによって目が覚める人もいますが、一般的には良質な睡眠に導いてくれるとされています。
使用後に興奮したといった報告もなく、気分が高揚して気持ち良くなったり、依存症となり手放せなくなるといったことはないので安心です。
CBD リキッドの危険性では、依存性とともに副作用も気になるかもしれません。
これまでの報告によると、CBD リキッドには重大な副作用はないとされています。
下痢や口の渇き、食欲の変化に強い眠気といった副作用は報告されていますが、どれも軽いもので重症化する恐れはありません。
ただし指定されている用量以上の使用をしてしまうと、重い副作用が発症してしまう可能性はありません。
具体的には用量を守らず大量に摂取した一部の患者では、肝臓の機能が悪化したとする報告があります。
現時点ではなぜ肝臓の機能が悪化した原因と、CBD リキッドの関係性は詳しくわかっていません。
しかしマウスによる実験では、大量投与した場合に肝臓の機能が悪化した実験結果が残されています。
ですから指定された用量を超える使い方をしたり、元々肝臓に持病を抱えている方は使用を避けるのが安全でしょう。
一部には重篤な副作用を引き起こす可能性はあるものの、用量を守っている限りは症状が重くなる可能性は極端に低いので、肝臓に持病がある方以外は心配する必要はありません。
2017年に発表されたWHOの見解とは?
CBD リキッドには、人間の身体にさまざまな良い効果をもたらしてくれます。
たとえば肉体的には疼痛や炎症の抑制、精神的には不安の緩和などがあげられており、心と体の緊張をほぐす効果もあるとされています。
他にも睡眠や食欲の改善などにも効能があるとされていますが、まだまだ研究途上の段階です。
現在も未知の部分が多く残されているので、今後の研究が進めば治療が難しい病気にも有効性が示されるかもしれません。
効果や効能、さらには副作用などについては、WHOも認めています。
2017年に発表されたWHOの見解によると、依存性はなく健康被害を及ぼす副作用もないとされています。
病気についてはてんかん以外への適応については、有効である可能性はあるもののエビデンスが少ないとこの時点ではされていました。
2018年にはアメリカのFDAが、CBDを主成分とした薬剤を承認しました。
承認した薬剤はてんかんの治療にのみ承認されており、他の病気や健康維持のために使用するのは推奨していません。
ですが当時はまだまだ研究数が少なかったため、エビデンスが得られていなかったり、安全性が判明していないからと考えられています。
基本的には安全で人間に良い効果をもたらしてくれるCBD リキッドですが、使用する際にはもちろん注意点もあります。
絶対に注意しておきたい点としては、信頼性の高い製品を選ぶことです。
現在はインターネットなどさまざまな手段でCBD リキッドを購入可能ですが、一部には違法な成分や有害な物質が含まれている製品もあり、すべてが安心して使えるというわけではありません。
なかには違法なルートで流通されている商品もあって、こうしたアングラな製品を使用した結果、健康被害を受けた人も海外には存在しています。
そのため並行輸入品であってもリスクのある成分が含まれている可能性があるので、危険な製品には手を出さないことが大切です。
たとえば日本で製造されているCBD リキッドは、国内法を守りながら作られているので一定の安全性は確保されています。
信頼性の非常に高い製品ですから、国内メーカーのCBD リキッドを選ぶのが良いでしょう。
国内メーカーが製造した製品なら、安全性はもちろん用量を守っている限りは副作用の心配はなく、良い効果だけを受けられます。
まだまだ国内では間違ったイメージが定着していますが、信頼性を最優先にしながら使用する製品を選べば、安心して使用できます。
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