CBD製品にもいろいろな種類があることは当サイトでご紹介してきましたが、私はここで、素朴な疑問がわきました。
「一番CBDの純度が高いのなら、結晶タイプのものを使えば済むのでは?」
「だって、CBDを摂りすぎても害にはならないんでしょ?」
ところが!そう単純ではないらしいんですね~。
製品によって、CBDの他に色々な成分が含まれているわけですが、実はこの「プラスアルファの成分」が、CBDを効果的に摂取するためにはとても大切なのです。
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この記事の概要
CBDオイルのアントラージュ効果について
純粋なCBDのみを摂取した場合、ある程度までは、量を増やせば増やすほど効果が上がります。ですが、ある一定の量に達すると、逆に効果がどんどん下がってしまいます。
CBDの摂取量と有用性をグラフであらわすと釣り鐘のような形になることから、これは「単体CBDの釣鐘状用量反応」と呼ばれています。
ですが、他の様々な成分(取り巻き)の助けを借りることによって、CBDはその効能の限界を超えることができます。
その成分とは、例えばCBD以外のカンナビノイド類やテルペン類・フラボノイド類などで、ヘンプから直接抽出(※)された植物エキスに含まれています。
(※)CBDオイルは、ヘンプから高品質のCBDを抽出するために「CO2(二酸化炭素)超臨界プロセス」を使用しています。
この抽出法によって、CBDとその取り巻き成分を豊富に含んだ、天然の植物エキスがとれるのです。
このように、CBDがそれ以外の成分との相乗効果によって、単体よりも大きな効果を発揮することを、「アントラージュ(取り巻き)効果」と呼びます。
イメージとしては、「デキる人が一人で突っ走る組織よりも、色々な人がそれぞれ得意分野で力を発揮し、相乗効果を生む組織の方がパフォーマンスが高い」という感じでしょうか?
う~ん、でも「組織から個人の時代へ!」とさんざん言っておきながら、これはあんまりいい例えではないかもしれませんね。
そ、そうだ!もう組織はコリゴリだ!!
筆者に一体何が・・・
いえ、そんな事はともかく(笑)
「色々な個性が刺激し合って、ワクワクするような、楽しいものが生まれる」うん、こっちの方がイイ感じですね!「アントラージュ効果」なんとなく伝わりましたでしょうか?
テルペンについて
植物エキスに含まれる「取り巻き」成分の中で、最もCBDオイルの効果に影響を及ぼすのが、テルペン類です。私たちが植物性のものから感じる「良い香り」は、多くがこのテルペンによって生み出されています。自然界には何種類ものテルペンが存在しますが、気分をリフレッシュさせてくれる香りを持つものの中で、代表的なものが以下の三種類です。
・モノテルペン
テルペンといえば、一般的にはこのモノテルペンをさす事が多いでしょう。松の木に含まれるピネン、レモンに含まれるリモネン、ラベンダーに含まれるリナロールなどがあります。ピネンには抗菌・抗炎症性があり、記憶力へもアプローチしてくれると言われています。
リモネンは柑橘系のさわやかな香りの成分で、ミトコンドリアの再生作用に働きかけます。フローラルな香りをもつリナロールにはリラックス効果があり、主にアロマテラピーで用いられています。
・ジテルペン
日本ではあまり馴染みがありませんが、「イチイ」という針葉樹に含まれる成分です。パクリタキセルやドセタキセルは、肺がんや乳がん、卵巣がんなどに用いられる抗がん剤として知られていますが、これらはジテルペンの化合物です。
・セスキテルペン
とても種類が多く、3000種類以上あるとも言われていますが、中でも異色の存在なのはβ-カリオフィレンです。ヘンプなどのカンナビス植物や、黒コショウやオレガノ等のハーブにも含まれています。
テルペンのリラックス効果とカンナビノイドの身体調節機能の両方を併せ持っており、テルペン類の中で最も薬理効果が高いと考えられています。
CBD+テルペンで、最大限のアントラージュ効果を
個人的には、純度の高い結晶タイプは、すぐに効果を実感したい時に頓服のように使える利点があると思います。ですが、オイルやリキッド・カプセル・ペーストタイプなどの商品には、CBDだけでなく、天然由来のテルペン類やミネラル・ビタミン等が豊富に含まれています。
これらの「取り巻き」成分の力を一緒に摂ることによって、CBDの効果を最大限に高めましょう。
追記1
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